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企業分析をするにあたり、四季報や就活のための本を購入する方がいますが、当たり前のことですが『決算書(IR資料、財務諸表、決算短信、貸借対照表、損益計算書)』こそが一番重要です。
その理由は、決算書は法令に基づき責任を持ち作成されている上、企業内部の人間が外部の人間に説明するために作成しているためです。
日経新聞も含め、世に出回っている企業について書いた本は無責任な編集者、担当者、アナリストによって書かれています。
当たり前のことですが、最も真剣に企業と向き合っている、企業内部の方が責任を持って作成する決算書をもとにして企業分析を行うべきです。
企業分析をマーケティングに用いることも多いですが、基本は同様です。
また、マーケティングと株価は非常に密接な関係があります。
どちらとも『企業特有の強み』がポイントになりますが、この『強み』のあり方は一般の方が想像している以上です。
その点でマーケティングと株価の予測は非常に密接な関係性があります。
また、企業分析に関するブログ、noteの方でも情報発信をしていっております。
株主にとっては企業分析は非常に重要な問題である一方で、企業分析を行なっているサイトはほとんどありません。
もっとも、自分は企業分析はツールやAIによる判断のできる領域ではないものと考えております。
そのため、自分の方はあえてこの分野の情報発信をしたいと考えました。
投資をする上で最も重要な観点の1つに『ビジネスモデル分析』があると考えております。
株価が大きく伸びる成長性の判断には『ビジネスモデル自体が強みを持っている(弱みを持っている)』『競合他社では真似ができない(できる)』という点が特に重要になります。
この点を踏まえて、実際に対象企業のビジネスモデルがどのくらいの優位性があるかについても論じていきたいと思います。
企業分析の教科書・参考書として企業評価について記載した会計と経営学の本を読むこと自体は非常に重要です。
しかし、更に重要なことはそのような本で記載されている企業分析に関する情報や計算式を基礎として守りつつ、実態のビジネスと向き合い経営分析を行うことです。
多くの人が失敗しているパターンが、そもそも基礎を守れていないこと、基礎は守っているが公式通りの部分しか考えておらず実態としてのビジネスに向き合っていないことです。
テクニカル分析はある種そのための解決策として存在していますが、短期的な変動やニュースに左右されやすいほか、投資以外の場面では活用できないというデメリットを持っています。
また、世にある株式投資の講座の大部分はテクニカル分析に関するものですが、その大きな理由は講師自身、アナリスト自身が普通の会社の事業の実態を理解していないためではないかと考えています。
自己紹介:後藤穂高
SNSを中心とした炎上対応・リスクマネジメント、上場準備・業務効率化、マニュアル化、組織経営(特に人事)、SEO対策を強みとしています。
株式投資はファンダメンタルズ分析をメインにしています。
幼少期は我孫子、川越で過ごす時期もありつつメインは三鷹、吉祥寺で育ちました。
三鷹第五中学校を卒業後、國學院久我山高校を卒業(小学生時代に引きこもり、中学生時代に不良を経験したものの、和田秀樹さんの勉強法に出会い、無事に逆転合格で高校受験をクリアしました。高校時代は駿台吉祥寺校、お茶の水校にお世話になりました)。
東京大学文化一類を不合格になり入学した上智大学法学部を早期卒業制度、首席で卒業し、慶應義塾大学院(ロースクール)で法律を専攻し卒業(修士・法務博士)。
並行して、AOL、Netscapeの日本法人代表取締役社長を歴任した実母の指導のもと、家業である経営コンサルタント事業に携わり、専門知識のオープンソース化による効率的な運用体制の構築を信念とするに至りました。
※母はNetcape(ネットスケープ)はビルゲイツ率いるマイクロソフトの歴代最強のライバルと言われる会社で、母は当時マイクロソフト相手の訴訟も関わっていました。
※母は元々Google日本法人代表取締役社長を歴任した村上憲郎さんに仕事の仕方を習ったり、EY(アーンスト・アンド・ヤング)で会計の仕事をしたり、マーク・アンドリーセンと仕事をしたりしたそうです。子供ながらにそのお話をお聞きし、当時はそんな凄い方々だとは想像もしていませんでした。
YouTuber業界、ライブ配信業界に縁が深いです。
また、TikTok厳選クリエイター、TikTok Creator Academy生でもあります。
ファンダメンタル分析とは一体なに?分析事例とおすすめツールをかんたん解説
まずはファンダメンタルの基礎から理解していきましょう。
ファンダメンタルとは何か
これらが、企業経営を存続させるための基礎的条件だからです。世界的に著名な大投資家であるウォーレン・バフェット氏はファンダメンタルズに注目して株式投資を行っていることで有名で、ファンダメンタルズを分析することで企業の長期的な収益力がわかると言っています。
ファンダメンタルの例とは
また、同様の理由から、企業の場合は売上高や利益といった業績や資産、負債などの財務状況が経営の基礎的条件としてファンダメンタルズと言われています。
ファンダメンタルズ分析とは
このようなファンダメンタルズを分析することは、株式やFX投資に欠かせません。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析のふたつの手法
2つの分析手法を自分の投資スタイルに合わせて使いこなせるようにすることが大切です。
株式やFX投資におけるファンダメンタルズ分析の考え方
次に株式やFXにおけるファンダメンタルズ分析の考え方を解説していきましょう。
株式投資におけるファンダメンタルズ分析:考え方
ファンダメンタルズ分析では、現時点の企業のポテンシャルを把握しようとするのです。そのためには、財務情報のような定量的なデータだけではなく、経営者のマインドといった定性的な情報の分析も行います。
株式投資におけるファンダメンタルズ分析:使用するデータ
また、企業の財務情報は企業のIR情報としてホームページでも公開されています。財務情報だけではなく、会社にとって重要な事象についても公開されているのでそのデータを使用する場合もあります。
ファンダメンタルズ分析とは
株式投資におけるファンダメンタルズ分析:代表的な指標
価値 | 指標 |
安全性 | 自己資本比率 流動比率 手元流動性 キャッシュフロー など |
成長性 | EPSの経年変化 キャッシュフロー など |
収益性 | 売上高比率 ROE ROA など |
最近では、証券会社が適用するスクリーニングツールを使えば、自動的にファンダメンタルズ分析を分析してくれる機能も増えてきています。
FX投資におけるファンダメンタルズ分析
そのため、FX投資におけるファンダメンタルズ分析ではこのような経済の基礎的要因を分析することで相場の方向性を予測していくことになります。
FX投資におけるファンダメンタルズ分析:経済指標
経済指標 | 概要 |
政策金利 | 通常は一定であるものの、一度動くと続けて調整される傾向がある |
雇用統計 | 米国の雇用統計が最も重要で、毎月第1金曜日に前月分が発表されます。 |
GDP速報 | GDPが良好であれば株高となって金利は上昇、悪化していれば株安で金利は低下します。 |
小売売上高 | 景気の良し悪しを一番実感できる指標 |
CPI・PPI | 消費者物価指数(CPI)と製造業物価指数(PPI)で、インフレ傾向であれば金利上昇、デフレ傾向であれば金利低下となります。 |
各国の経済指標は、FX業者などが前回の数値と予測、結果を提供しているので、定期的にチェックすることをおすすめします。
ファンダメンタルズ分析におすすめの本やツールとは
ファンダメンタルズ分析を勉強するためには本やツールを活用することがおすすめです。以下では、おすすめの本と役立つツールを紹介していきます。
株式投資におけるファンダメンタルズ分析とは?代表的指標(PER・PBR・ROE・ROA等)と計算・分析方法を解説!
秀次郎
そんなとき、株式購入の後押しをしてくれるのが、「 ファンダメンタルズ分析 」という手法です。
家三郎
ファンダメンタルズ分析とは?
「ファンダメンタルズ分析」とは、企業の財務状況やこれまでの業績。
また、売上などを基にして、株式の価値を測る分析手法です。
ファンダメンタル分析の弱みは情報の鮮度
テクニカル分析はチャートで判断
一般的には1日で取引を完了させるデイトレードや、数分で完了させる「スキャルピング」で活用されています。
ファンダメンタル分析とテクニカル分析は状況に応じて使い分ける
家三郎
ファンダメンタルズ分析の入門
それでは、ファンダメンタルズ分析で扱われる代表的な指標について、確認していきましょう。
自己資本比率
自己資本とは、「返す必要のない」資本のことで、株主から出資された資金などが挙げられます。
家三郎
[自己資本比率(%) =(総資本 – 他人資本)÷ 総資産 × 100]
家三郎
[トヨタ自動車] | 前期 | 2期前 | 3期前 |
決算期 | 2019年3月期 | 2018年3月期 | 2017年3月期 |
当期利益 | 1,882,873百万円 | 2,493,983百万円 | 1,831,109百万円 |
EPS(一株当たり利益) | 650.55円 | 842.00円 | 605.47円 |
調整一株当たり利益 | 645.11円 | 832.78円 | 599.22円 |
BPS(一株当たり純資産) | 6,830.92円 | 6,438.65円 | 5,887.88円 |
総資産 | 51,936,949百万円 | 50,ファンダメンタルズ分析とは 308,249百万円 | 48,750,186百万円 |
自己資本 | 19,846,225百万円 | 19,227,956百万円 | 18,000,689百万円 |
資本金 | 397,050百万円 | 397,050百万円 | 397,050百万円 |
有利子負債 | 20,150,178百万円 | 19,347,564百万円 | 19,155,727百万円 |
自己資本比率 | 38.20% | 38.20% | 36.90% |
ROA(総資産利益率) | 3.68% | 5.04% | 3.81% |
ROE(自己資本利益率) | 9.64% | 13.40% | 10.40% |
総資産経常利益率 | 4.47% | 5.29% | 4.56% |
自己資本(19,846,225百万円)÷ 総資産(51,936,949百万円) =38.20%
家三郎
ROE(ファンダメンタルズ分析とは 自己資本利益率)
「ROE」は、Return on Equity の略称で、自己資本に対して、どれくらいのリターンがあげられているかを表す指標です。
ROEを確認することで、その企業にどれだけ「稼ぐ力」があるかがわかります。
家三郎
[ROE = 当期純利益 ÷ ファンダメンタルズ分析とは 自己資本 × 100]
ROA(総資産利益率)
「ROA」は、Return On Assetsの略称で、総資産に対して、どれくらいのリターンがあげられているかを表す指標です。
「総資本」とは、純資産、負債など自己資本、他人資本を問わず、保有するすべての資本を指します。
[ROA = 当期純利益 ÷ 総資産 × 100]
家三郎
家三郎
秀次郎
「流動比率」とは、1年以内に現金化できる資産が、1年以内に支払う負債をどれだけ上回っているかを示す比率です。
[流動比率 = ファンダメンタルズ分析とは 流動資産 ÷ 流動負債 × 100]
家三郎
家三郎
会社は製品やサービスが売れ始めると一見事業が軌道に乗ったように見えるが、事業が安定するまでは特に毎月の資金繰りに注意を払う必要がある。東京商工リサーチ(東京・千代田)の調査によると、2016年に倒産した544社のうち半数以上が最終決算で黒字を計上した企業だった。
(引用:日経新聞「黒字倒産、昨年は過半」)
【投資女子への道】第19話 「ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とは?〜文系男子 vs 理系男子〜」
岡田 禎子 「投資は面白い」がモットーなFP日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャル・プランナー(CFP)
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投資信託の売却タイミングについて
いつ投資を開始するべきですか?
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まずは買ってみようと色々調べた結果、NISAが活用できて初心者でもわかる日経平均に連動したインデックス型の投資信託を購入することにしました。
そこで質問なので.
資産配分の考え方や金融商品の選び方を教えてください
今後の投資について質問させてくださいませ。
全ての情報をこちらで開示したくはありませんので、イメージつきましたらお会いして相談させて頂きたいです。
▼プロフィール
•東京都在住 ファンダメンタルズ分析とは
•夫34.
仮想通貨のファンダメンタル分析ガイド
ハッシュレートは、プルーフ・オブ・ワークにおける仮想通貨ネットワークの健全性を示す指標としてよく使用されます。ハッシュレートが高ければ高いほど、51%攻撃を成功させるのは難しくなります。しかし、時間の経過とともに増加しているのは、安価な経費と高い利益の結果として、マイニングへの関心が高まっていることを示しています。逆に、ハッシュレートが低下すると、ネットワークを確保しても採算が合わなくなり、マイナーがオフラインになること (「マイナー投売り」) を意味します。
マイニングの全体的なコストに影響を与える要因としては、資産の現在の価格、処理された取引の数、支払われる手数料などが挙げられます。もちろん、マイニングの直接的なコスト (電気代、計算能力) も重要な考慮事項です。
プロジェクトメトリクス
ホワイトペーパー
- 使用されている技術 (オープンソースであるか?)
- 目的とするユースケース
- アップグレードと新機能のロードマップ やトークンの供給と流通の仕組み
トークンエコノミクスと初期流通枚数
もう1つの重要なポイントは、資金をどのように配分したかということです。ICOやIEOによるものなのか、それともユーザーがマイニングで稼ぐものなのかどちらでしょうか? 前者の場合、ホワイトペーパーには、創業者やチームのためにいくら残すか、投資家にいくら提供するかの概要を記載します。後者の場合は、アセットの作成者がプレマイニング (発表される前にネットワーク上でマイニングすること) を行っている証拠を探すことができます。
フィナンシャルメトリクス
時価総額 (またはネットワークバリュー) は、循環供給量と現在の価格を掛け合わせて算出されます。基本的には、(スリッページがないと仮定して) 利用可能な仮想通貨資産をすべて購入するための仮想的なコストを表しています。
流動性とボリューム
取引量は、流動性を判断するための指標となります。これはいくつかの方法で測定することができ、一定の期間内にどれだけの価値がトレードされたかを示すものです。一般的に、チャートは1日の取引量 (ネイティブユニットまたはドル建て) を表示します。
供給メカニズム
ファンダメンタル分析の指標、測定基準、ツール
メトリクスを組み合わせてFA指標を作成
コインA
コインB
時価総額
トランザクション回数 (6ヶ月)
平均取引額 (6ヶ月)
アクティブアドレス (6ヶ月)
アクティブアドレスは、2つの商品を比較しても、何の意味もありません。確かに、コインAの方がコインBよりも過去6ヶ月間にアクティブなアドレスが多かったと言えますが、それは包括的な分析とは程遠いものです。この数字は、時価総額とどのように関連しているのでしょうか? あるいはトランザクション数とはどのように関連しているのでしょうか?
より賢明なアプローチは、コインAの統計データに適用できる何らかの比率を作成し、コインBの統計データに適用した同じ比率と比較することです。そうすれば、それぞれのコインの個別の指標をやみくもに比較することはありません。その代わりに、コインを独立して評価する基準を作ることができます。
例えば、時価総額とトランザクション数の関係は、時価総額だけよりもずっと分かりやすいと判断するかもしれません。その場合は、時価総額をトランザクション数で割ることもあります。コインAの比率は5、コインBの比率は0.125となります。
この比率だけを見ると、計算される数字が少ない分、コインBの方がコインAよりも本質的な価値が高いと考えられるかもしれません。これは、コインBの時価総額に対して、トランザクション量がはるかに多いことを意味しています。そのため、コインBの方が有用性が高い、あるいはコインAが過大評価されているようにも見えます。
これらの見解は、投資のアドバイスとして解釈されるべきではありません。– これは単に、私たちが大きな絵の一部を描く方法の一例です。プロジェクトの目的やコインの機能を理解していないと、コインAのトランザクション数が比較的少ないことがプラスに働くのかマイナスに働くのか判断できません。
仮想通貨市場で人気を博している似たような比率に、NVT比率があります。アナリストのWilly Woo氏による造語で、ネットワーク価値対トランザクション率は、「仮想通貨世界の株価収益率」と呼ばれています。簡単に言えば、時価総額(またはネットワークの価値)を取引額で割ったものです (通常は日足チャートで表示されます)。
主要FA指標とメトリクス
ネットワークバリューとトランザクション率 (NVT)
株式の分析に使われる株価収益率を聞いたことがあるならば、ネットワークトランザクションバリュー指標 (日次) は同様の分析を行うことができます。これは、コインの時価総額を1日のトランザクション量で割ったものです。
市場価値対実現価値比率 (MVRV)
この数字は、現在そのコインが過大評価されている可能性を示しています。2014年 (約6のMRVR) と2018年 (約5のMRVR) の2回の大きなBitcoin売却の前に見ることができます。値が低すぎて1を下回る場合は、市場が過小評価されていることになります。このような状況は、購買圧力が高まって価格が上昇するため、購入のポイントとなるでしょう。
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