イタリア事情斜め読み
デルタ株とオミクロン株が合体した混合変異株デルタクロンとは
iStock- Ildar Imashev
| また新変異株
キプロス大学の研究者は、デルタクロン変異体を発見したというニュースがイタリアに飛び込んできた。
これは、 ゲノム内のオミクロンおよびデルタに類似した遺伝子シグネチャーが同定され、 デルタ株とオミクロン株の組み合わせであるため、このようにデルタクロンと名付けられた。
| デルタクロン変異株、それはどのくらい伝染性があるのか?
結論として教授は、"この新しい株デルタクロンは、オミクロン株に置き換わる非常に伝染性がある変異株になる可能性がある。"という点を強調した。
| オミクロン変異株について、私たちが知っているすべて
【オミクロン変異株の特徴】
⭕️発症までの日数期間
マサチューセッツ州の総合病院の感染症専門医であるロビー・バタチャリヤは、オミクロンの亜種とはしかを比較した。
ワクチン未接種者の平均15人がオミクロン株に感染し、ワクチン接種の6人が感染した。
最新の研究によると、その違いは感染のタイミングにあるという。
はしかは平均して発症までに12日間を要するが、オミクロン変異株は4、5日間で発症する。
はしかの場合は12日後に15人が発症し、オミクロンの場合は4日で6人が発症し、8日で36人、12日で216人へと陽性患者数が一気に膨らむのが特徴である。
⭕️初期症状:喉の痛みと無力症
オミクロン亜種の陽性者のほとんどは肺よりも喉に感染している。
オミクロンが増殖するという仮説は、主に喉の痛みを引き起こすため、より伝染しやすくなる。
⭕️それほど重症化しない理由
Q : イタリアで、2022年にロックダウンの可能性はあるのか?
A : リッチャルド氏.イタリアが2020年3月に経験したような、全国一斉閉鎖のロックダウンはないことをすぐに明らかにしたいと思う。新たな変異株などの影響で感染が拡大し続けた場合予見していないロックダウンはなく、一連の局所的な制限措置はあるかもしれない。
「制限を設ける地域はあるが、全国一斉ロックダウンはない」
「2つの亜種が同時に大幅に増加する」
と保健省科学顧問リッチャルド氏は付け加えた。
Q : デルタクロン変異株による新しい脅威に関してどういうことが予測されるか?デルタの意味
A: イタリアでのCovid-19の症例は劇的に増加し、同時に2つの亜種、デルタとオミクロンに関連し、これは医療制度に多大な圧力をかけると懸念している。キプロスで初めて発見されたデルタクロン変異株が、すでに25例のケースがあるということは脅威である。
Q : 最近注目を集めている50歳代以上のワクチン接種義務化のトピックについて
A: 50歳以上の人はワクチンを接種する義務と違反者には罰金の制裁があることに関しては、予防接種をしない人に対して、適切な罰金であると思う。
Q : オーストリアの例を挙げると、罰金の対象者が状況を解決しないとき、制裁金は基本600ユーロ(約7万8700円)から始まり最大3,600ユーロ(約47万2700円)に達するということですがどう思いますか?
A: 罰金の制裁は一回限りのものであってはならず、自らの状態が改善されるまで繰り返されなければならない。何度でも罰金を科すべきだ。
Q : 始業日、1月10日から学校は新学期ですが、心配していますか?
A: ビアンキ教育相は、生徒たちが学校に戻ることを心配していると述べ、地域は学校への登校を避けようと迫っていた。この時期に学校を再開することが賢明であると考えていない人々と同じ懸念を共有しています。学校の運営とワクチン接種キャンペーンの両方に注意を払いましたが、現時点では学校の始業を静観するにとどまります。
| 2022年1月、イタリアの新法令
法令が指定した義務例
・2022年2月1日に一次ワクチン接種をしていない被験者
・2022年2月1日以降ワクチン接種サイクル用量を完了していない被験者
・2022年2月1日以降一次ワクチン接種サイクル後に追加免疫投与を実施しなかった被験者
イタリアでのワクチン接種状況は、現在までに、115,089,493回の投与が行われた。
○少なくとも1回の接種を受けた総数:48,263,292人(12歳以上の人口の89.36%)
○予防接種サイクルを完了した総数:46,614,891人(12歳以上の人口の86.31%)
○治癒回復した後、最大6ヶ月経過した人が少なくとも1回の接種を受けた総数:48,709,710(12歳以上の人口の90.19%)
○追加ブースター用量/追加免疫3回目を受けた総数:22,846,936
○ワクチン接種サイクルを完了し少なくとも5か月間が経過した人を対象とした追加ブースター総数(人口の73.70%)
イプシロンデルタ論法をわかりやすく丁寧に~関数の極限の定義~
微分積分学(大学)
大学数学の微分積分学での最初の関門といえば,主に数列の極限を定義する \varepsilon\textN 論法や,主に関数の極限を定義する \varepsilon\text\delta 論法でしょう。今回はそのうちの \varepsilon\text\delta 論法について 時間をかけて解説 していきます。ゆっくりと読み進めていきましょう。
数列の極限を定義するイプシロンエヌ論法は以下の記事で解説しています。両方読むことで,より理解が深まるでしょう。
ε-δ論法~関数の極限と連続の定義~
まずは \varepsilon\text\delta 論法による定義を2つ確認しましょう。
関数の極限の定義
関数の定義域は,簡単のため \mathbb デルタの意味 とすることにしましょう。実際には a の近くで定義されていれば問題ありません。
定義(関数の極限)
f\colon \mathbb \to \mathbb, \, a\in \mathbb とする。このとき,
\lim_ f(x) = b, \quad f(x) \longrightarrow b \,\, (x\to a)
または f(x) が x \to a のとき b に 収束する (デルタの意味 converge) とは,
任意の \boldsymbol 0> に対して,ある \boldsymbol < \delta >0> が存在して,
が成立することをいう。このときの b を x\to a としたときの f の 極限 (limit) または 極限値 (limit value) という。
\color\begin&\forall \varepsilon>0 ,\exists \delta>0, デルタの意味 \\ &0
とにかく難しいと思います。 \varepsilon\text N 論法と同様に,すぐに理解できる人はなかなかいないでしょう。数学者でも,最初は難しいと思ったに違いありません。自分もかなり苦戦しました。徐々に慣れていきましょう。
関数の連続の定義
定義(関数の連続)
f\colon \mathbb \to \mathbb, \, a\in デルタの意味 \mathbb とする。このとき,
\lim_ f(x) = f(a), \quad f(x) \longrightarrow f(a) \,\, (x\to a)
任意の \boldsymbol 0> に対して,ある \boldsymbol < \delta >0> が存在して,
が成立することをいう。また,このとき デルタの意味 f は x = a で 連続 (continuous) であるという。
ε-δ論法の言葉の意味と「お気持ち」
ε-δ論法の言葉の意味
\varepsilon\text\delta 論法(連続)
任意の \varepsilon > 0 に対して , ある \delta > 0 が存在し て,
ことば | 意味 |
---|---|
任意の~ | 全ての,どんな~でも |
~に対して, | ~に応じて,~に デルタの意味 依存 して |
ある~が存在して | 少なくとも一つ~を取ってこれる |
「任意の」「存在」の2つはもちろん大切ですが,見落としなのが「~に対して」の部分で,これは「~に依存して」という意味です。今回の場合, \delta>0 の取り方は \varepsilon > 0 に依存している, \varepsilon>0 に応じて変わってもよい ということです。
なお,「ある~が存在して〇〇〇」という語順は,日本語では不自然ですが,英語の “デルタの意味 デルタの意味 There exists ~ such that 〇〇” に合わせたもので,「〇〇〇をみたす~が存在する」と同じ意味です。
どんなにテキトー な \varepsilon > 0 を取ってきても, それに応じて適切な \delta > 0 があって,
ε-δ論法の「お気持ち」
\varepsilon\text\delta 論法(連続)
任意の \varepsilon > 0 に対して , ある \delta > 0 が存在し て,
さて最初に「任意の \varepsilon > 0 に対して」とあるので,まずはテキトーに \varepsilon > 0 を取ってみましょう。
さて, \varepsilon > 0 は任意でしたから,もっと小さく取り直して みましょう。
すると,「これに応じて適切な」 \delta が再び存在します。このとき, |f(x)-f(a)| < \varepsilon の条件が「強くなった」分, \delta も必然的に小さくなる ことが分かるでしょう。
さらに \varepsilon > デルタの意味 0 をもっと小さくとって みましょう。再び「これに応じて」 \delta は小さく なり,図で描くと以下のようなイメージになります。
\delta> 0 が小さくなる \iff \varepsilon > 0 が小さくなる
|x-a| < \delta となる \delta >0 が小さくなるということは, x が a に近づくことを意味し,
|f(x) - デルタの意味 デルタの意味 デルタの意味 f(a) | < \varepsilon となる \varepsilon >0 が小さくなるということは, f(x) が f(a) に近づくことを意味しますから,
「ラフ」に言うと
x が a に近づく \iff f(x) が f(a) に近づく
以上を踏まえて, \varepsilon\text\delta 論法の「お気持ち」をまとめると,以下のようになります。
\varepsilon\text\delta 論法は,「 x が a に近づくと, f(x) が f(a) に近づく」ことを意味する!
これは高校のときにやった,「感覚的な極限の定義」に一致していますね。これが \varepsilon\text\delta デルタの意味 論法の意味の部分です。
具体例を用いて理解しよう
例題
\displaystyle \color \lim_ x^4 = 0 を証明せよ。
まずテキトーな ε を取って考えてみよう
\varepsilon \text \delta 論法を用いて,示すべきことを表現すると以下のようになります。
示すべきこと
任意の \varepsilon > 0 に対して,ある \delta> 0 が存在して,
実際に証明する前に,まずテキトーな \varepsilon > 0 を取って考えて,イメージをつけましょう。
まず, \color \varepsilon = 1 としましょう。たとえば, \color\delta = 1 とすれば, |x|< \delta \implies |x^4| < \varepsilon. をみたしますね。
実際はもっと小さい \delta を取ることもできますが,「存在する」は一つでも取ればよいため,一つだけ具体例を示せばよいです。
\varepsilon をもっと小さく取ってみましょう。 \color \varepsilon = 0.0001 とすると, \color \delta = 0.1 とすればOKです。 \color \varepsilon=0.00000001 とすると, \color \delta=0.01 とすればよいことが分かるでしょう。
このように,どんな \varepsilon を取ってきても,それに応じて \delta を選ぶことができます。このことを実際に証明してみましょう。
厳密に証明してみよう
示すべきこと
任意の \varepsilon > 0 に対して,ある \delta> 0 が存在して,
証明
\varepsilon>0 を任意に取る。このとき, \color \delta = デルタの意味 \sqrt[4] とすると,
証明終
任意に取った \varepsilon > 0 に対し,条件をみたす \delta > 0 が「存在する」ことが示せたため,終わりました。
「存在する」はどうやって示したかというと,実際に \delta = \min\ と取りました。
このように, 「存在する」を示すときは,実際に具体的に取って見せるとよいです。
なお,今回は \delta = \sqrt[4] としましたが,もちろん \delta = \min\ などでも良いです。
デルタの意味 \delta の取り方は \varepsilon に依存して良い のでした。実際,依存していますね。
ε-δ論法の同値な表現
さて,ここで重要な補足をしておきましょう。 \varepsilon\text\delta 論法の定義は,時と場合によって書き方が変わることがあります。
命題( \varepsilon\textN 論法の同値な表現)
理屈は \varepsilon\text N 論法のときと同じのため,省略します。
\varepsilon \text\delta 論法はいろいろな形で登場するため,どの形で登場しても対応できるようにしましょう。
ε-δ論法の否定
\varepsilon\text\delta 論法について,その否定,すなわち「 \lim_ f(x) =b でない」を考えたいときもあるでしょう。これの定義とお気持ちを述べましょう。
注意ですが, 「 \lim_ f(x) =b でない」とは,他の値に収束していても良いですし,振動していても別に良いです。
否定の定義
否定を取るときのポイントは, 主張における全ての「任意の」と「存在する」を入れ替える ことです。上の 5. の否定を取ると考えるのが分かりやすいでしょう。
命題( \varepsilon\text\delta 論法の否定)
数列 f(x) が x \to a のとき b に収束しないとは,
ある \varepsilon > 0 が存在して,任意の \delta>0 に対し,ある |x-a|
元の定義(上の5.を採用) | 否定の定義 |
---|---|
任意の \varepsilon > 0 に対して, | ある \varepsilon > 0 が存在して, |
ある \delta > 0 が存在して, | 任意の \delta> 0 に対して, |
0<|x-a|<\delta をみたす任意の x に対して | ある 0<|x-a|<\delta をみたす x が存在して, |
|f(x) - b デルタの意味 デルタの意味 | < \varepsilon. | |f(x) - b| \ge \varepsilon. |
「任意の」と「ある~が存在して」が真逆になっており,最後の不等号の向きも逆になっていますね。
なお語順により, 否定の定義の3行目の x の取り方は, \varepsilon, \delta に依存して構いません。
否定のお気持ち
上は振動の例ですが,実際には「他の値に収束する」「 \pm\infty に発散する」という場合もあることに注意してください。 デルタの意味
∞を含むε-δ論法の定義
さて,これまで扱ってきた定義は, a, b= \lim_ f(x) がともに有限であるものでした。では,無限大やマイナス無限大に発散する場合の定義はどうなるのかについて,表にまとめておきましょう。
表現 | ε-δ論法による定義 |
---|---|
\lim_ f(x) = b | デルタの意味任意の \varepsilon>0 に対して,ある \delta > 0 が存在して, 0 < |x-a| < \delta \implies |f(x) - b| < \varepsilon. |
\lim_ f(デルタの意味 x) = \infty | 任意の K >0 に対して,ある \delta > 0 が存在して, 0 デルタの意味 < |x-a| < \delta \implies f(x) >K. |
\lim_ f(x) = -\infty | 任意の K >0 に対して,ある \delta > 0 が存在して, 0 < |x-a| < \delta \implies f(x) |
\lim_ f(x) = b | 任意の \varepsilon>0 に対して,ある L > 0 が存在して, x > L \implies |f(x) - b| < \varepsilon. |
\lim_ f(x) = b | 任意の \varepsilon>0 に対して,ある L デルタの意味 > 0 が存在して, x < -L \implies |f(x) - b| < \varepsilon. |
\lim_ f(x) = \infty | 任意の K>0 に対して,ある L > 0 が存在して, x > L \implies f(x) > K. |
\lim_ f(x) = -\infty | 任意の K>0 に対して,ある デルタの意味 L > 0 が存在して, x > L \implies f(x) < -K. |
\lim_ f(x) = \infty | 任意の K>0 に対して,ある L > 0 が存在して, x < - L \implies f(x) >K. |
\lim_ f(x) = -\infty | 任意の K>0 に対して,ある L > 0 が存在して, x < - L \implies f(x) < -K. |
\delta, \varepsilon は主に「微小量」を意味するため,「大きな変数」を意味する際には K, L, M, N,R などが用いられることが多いです。
\pm\infty を含む場合についての「お気持ち」の解説は行わないことにします。自分で理解してみましょう。数列の極限( \varepsilon\textN 論法)の方では無限大を含む場合についても扱っているため,そちらも参考になるかもしれません(→ イプシロンエヌ論法をわかりやすく丁寧に~数列の極限の定義~)。
左極限・右極限
左極限・右極限の定義
さて, x\to a デルタの意味 と書いたときは, x < a と x>a の両側から近づけることを考えました。一方で,常に x< a をみたすように近づけることを x\to a- などとかき,これを左極限,逆に常に x> a をみたすように近づけることを x \to a+ などとかき,これを右極限と言います。
これも \varepsilon \text \delta 論法を用いて定義しておきましょう。
定義(左極限・右極限)
f\colon \mathbb \to \mathbb, \, a\in \mathbb とする。このとき,
\lim_ デルタの意味 f(x) = b, \quad f(x) \longrightarrow b \,\, (x\to a-)
任意の \boldsymbol 0> に対して,ある \boldsymbol < \delta >0> が存在して,
が成立することをいう。このときの b を x\to a デルタの意味 - としたときの f の 左 極限 (left limit) という。
\lim_ f(x) = b, \quad f(x) \longrightarrow b \,\, (x\to a+)
任意の \boldsymbol 0> に対して,ある \boldsymbol < \delta >0> が存在して,
が成立することをいう。このときの b を x\to a + としたときの f の 右極限 (right limit) という。
なお, \color x \to a- の部分は \color x\to a-0, \,\, x\uparrow a などと書かれることもあります。同様に, \color x\to a+ は, \color x\to a+0, \,\, x\downarrow a と書いても同じ意味です。
定義より「左極限かつ右極限をもつ \implies 極限をもつ」 ことが従います。
左連続・右連続の定義
上記において, \lim_ f(x) = f(a) が成立するとき, f は a で 左連続 (left continuous) といい, \lim_ f(x) = f(a) が成立するとき, 右連続 (right continuous) といいます。
定義より,「左連続かつ右連続 \implies 連続」 であることが従います。
関数の極限の性質
定理(関数の極限の性質)
以下, f , g \colon \mathbb \to \mathbb とし, a\in [-\infty,\infty],\, b, b_1, b_2 \in \mathbb とする。このとき,
オミクロン株の感染力(伝播性)は?
(2022年5月16日までのイギリスにおける新型コロナウイルスの累積感染者数の推移)
オミクロン株は 他の株よりも感染(伝播)しやすい のが特徴です。そもそもウイルスの伝播しやすさには、
- ウイルス自体の細胞に侵入する能力 (infectivity)
- 感染者側のうつしやすさ(contagiousness)
- 未感染者側の罹りやすさ(susceptibility)
- ウイルスに対する環境ストレス(温度、湿度、換気など)
が関係します。(詳細はこちら)そのうち「ウイルスが侵入する能力」に関しては、 オミクロン株のウイルス表面のスパイク蛋白は細胞表面のACE2への親和性が高く、細胞へ侵入しやすい と考えられています。また実際にオミクロン株がデルタ株より速く感染拡大しており、新規感染の中でオミクロンが優位を占める国も多くなっています。(WHOの見解はこちら)
接触者への感染を追跡した研究で オミクロン株はデルタ株に比べ伝播性が高い ことが示唆されています。例えば、英国で家族内感染を追跡した研究では、接触者に伝播する確率がデルタ感染者からは約10%であったのに対し、オミクロン株患者からは18%でした。(詳細はこちら)
( 注: 感染力が高いからといって「マスクが無意味」というわけではありません。 マスクの意義については【新型コロナ】感染対策でのマスクの効果とデメリットについて解説を参照してください。)
オミクロン株による症状の特徴は?
(沖縄県の50人陽性者による解析から転載) (国立感染症研究所より発表された139名の主な症状の内訳(1月当初はオミクロン株と判明した際、入院加療が行われており、途中入院基準が変わりました)
- 発熱・咳・だるさ・ のどの痛み などの風邪症状が中心である点
- 通常株より潜伏期間が短い : アメリカの報告例によると潜伏期間の中央値は3日としています。通常の新型コロナが5日ほどと考えられているので、2日ほど早いということになります。
- 若年での発症・入院数が増加 : 日本でも2022年1月から成人だけでなく 17歳以下の若年者や小児 での発症例も急増してきています。(後述します)
- 重症化するまでの期間が短い : 広島県からの報告によると、 陽性判明から2〜3日後 に中等症II(酸素投与が必要なレベル)になるのが最も多く、従来の新型コロナ感染症の特徴である「7日前後から重症化」を大幅に短縮しています。
また 味覚嗅覚障害が通常株・デルタ株に比べて少ない のも特徴の1つです。(詳細はこちら)
国立感染症研究所の報告では、ワクチンの接種の有無にかかわらず 発症もしくは診断日より10日たっていれば無症状者および軽症者においては発症または診断10日以降に感染性ウイルスを排出している可能性は低い と考えられています。
一方、海外の研究ですが、デルタ株や武漢株の感染性ウイルス排出期間は18日・13日と報告されているので、より自宅待機期間解除後の排菌の可能性は低くなったといえるでしょう。
※ なお、新型コロナの診療に際して『若年者の場合、検査を行わずに診断する』提言案が出されています。(いわゆるみなし陽性)しかし、当院では 原則「検査を行わずに新型コロナと診断する」ことはいたしません 。(他の感染症と同様です)そのため 新型コロナ感染症が疑わしい方は、発熱外来の受診をお願いします 。
オミクロン株の重症化リスクは?
(5月発表の沖縄県の資料に基づく) (大阪府における第5波と第6波との比較)
オミクロンに感染した場合、他の変異株に感染した場合より 重症化が軽い 傾向にあります。
英国の報告では、 一晩以上入院するリスクは40〜45%低い としています。デンマークの報告でも、他の株が1.6%入院であったのに対し、オミクロン株感染者の0.6%が入院率としています。また大阪でも第5波と比較しても、重症化率は 1.0%から0.13%と低下 していますね。
こうした背景として香港大学の研究結果では「オミクロンは気管支内で、デルタや通常株と比べて速く増殖するのと対照的に、肺内での増殖速度は相対的に非常に遅い」可能性を示唆しています。実際に肺炎が起きにくいのであれば、こうした理由からかもしれません。
(3月15日の大阪の死亡例の解析。コロナによる直接死がオレンジ、青がコロナ以外の死亡)
一方、4月11日の大阪の同データによると、 死亡率は0.28%と重症化された方よりも上回っています。 第5波(0.4%)と比較してもそこまで低下していません。こうした死亡例を解析した結果、大阪府では
- 第6波での死亡例は、第5波と比べて基礎疾患を有する方が多いこと
- 第6波での死亡例は、診断日の死亡が最も多く、基礎疾患での有無にかかわらず発症から3日以内の死亡が多いこと
- 第6波では「直接死因がコロナ以外の原因」であるものが多いこと(特に発症3日以内の死亡例)
オミクロン株感染で重症化しやすい方は?
オミクロン株流行期での入院例を対象とした解析によると「重症化しやすい方として以下の方が言われています。
逆に ワクチン接種をされている方は中等症以上になるリスクが0.49倍に減っています ね。また同報告では、「長期療養施設の入所もリスク因子だったが、 『ADL(活動レベルのこと)低下』がより重症な因子である としています。
いずれにせよ重症化については以下の理由からも慎重に解釈する必要があり、 安易に「オミクロン株は重症化しないから感染しても問題ない」と考えるのは危険です。
- 年齢や基礎疾患によっては、依然として重症化しやすいこと
- 肺炎や呼吸器関連所見が軽度でも、合併症の併発や基礎疾患の増悪を来たす可能性があること。
- 軽症でも、後遺症や長期的なオミクロン株による影響はまだ検証されていないこと
なお新型コロナ「後遺症」については新型コロナ感染症の後遺症について【割合・咳・脱毛】でも解説していいますので、あわせて参考にしてください。
新型コロナ患者の自宅での死亡事例は?
実は、新型コロナの自宅死亡例が問題になっています。4月27日のアドバイザリーボード資料によると、2022年1月から3月31日の間に自宅で死亡された方は 555名 に上ります。十分な医療を受けられず死亡される方もいらっしゃることは、非常につらいことです。その内訳は次の通りです。
- 死亡時の年齢: 80代以上55%、70代24% 、60代10%、50代5%、40代4%、30代1%、20代1%
- 基礎疾患の有無: デルタの意味 あり64% 、なし25%、不明11%
- ワクチン接種歴:2回39%、未接種16%、3回5%、不明38%(ただし高齢者での接種率の高さから考えて慎重に解釈する必要あり)
- 家族状況: 家族と同居46% 、単身14%、不明40%
- 死亡直前の診断時の症状の程度: 軽症・無症状43.4% 、中等症7.0%、重症2.2%
- 生前の陽性が判明して自宅療養中に死亡:65.8%、死亡時に陽性判明:34.2%
- 発生届の届日が死亡日よりも前:36.2%、死亡日と同日:39.2%、死亡日より後:24.0%
- 自宅療養の希望あり:20.4%、希望なし:11.5%、不明:68.1%
オミクロン株を含む新型コロナ感染症と季節性インフルエンザの違いは?
(感染症アドバイザリーボード資料から著者まとめ)
- 抗原性・病原性の変化: インフルエンザは流行した株から現れるのに対して、 新型コロナ感染症では性質が大きく異なる変異株が現れます。
- 自然免疫・ワクチンに関する予防効果: インフルエンザは多くの方が一定の免疫を持ってますが、 新型コロナでは変異により予防効果が落ちる可能性 があります。(オミクロン株でも落ちましたね)
- 流行経路: インフルエンザでは保育園や小学校が起点になりますが、新型コロナでは若年層からの広がるケースがみられます(オミクロンに関しては、後述するように小児からの家庭内感染もしばしば認めます)
- 肺炎:インフルエンザでは1.1~2.5%程度ですが、新型コロナでは、肺炎の発症率が少ないオミクロン株でも 5.6% に認めています。また新型コロナでは感染拡大に伴い早期治療が困難なケースも認めます。
- 脳症:インフルエンザでは異常行動や急性脳症は認めますが、 新型コロナでは稀 です。ただし、後遺症で集中力の低下が認められた離、小児でMIS-C(小児COVID19関連多系統炎症性症候群)が認めることがあります
- 後遺症:インフルエンザでは、稀に重症の方が長引くことがありますが、新型コロナではしばしば生じます。詳しくは新型コロナ感染症の後遺症について【割合・咳・脱毛・倦怠感】を参照してください。
- 致死率:5類感染症であるインフルエンザとの比較なので、扱い方に異なる点に留意が必要ですが、ワクチン接種率も高く、重症化が低いといわれたオミクロン株流行期で、有症状に絞らなくても致死率は 0.13% であり、インフルエンザ0.01-0.09%よりも上回っています。
総合して考えると、今後ワクチン接種が進み自然免疫も伴って徐々に低下すると予測されていますが 現時点で「インフルエンザ並み」ということは難しそう デルタの意味 です。
子供に対するオミクロン株感染の特徴は?
(小児科学会発表による「国内発症COVID19発症の臨床症状・重症度の変化」中間報告第3報より著者作成(5129例))
- 子供も感染しやすくなっている : 2022年1月に入ってからそれぞれ26.1%・26.8%と急増しています。(詳細はこちら)
- 症状は年齢によって一部異なる : 小児科学会によると、 4歳以下の症状は「発熱」「鼻水」「咳」が中心 であるのに対して、 5~12歳では「発熱」「のどの痛み」「咳」が中心 デルタの意味 デルタの意味 でした。
- 子供は入院率は低下するものの、酸素投与率はデルタ株と同等 :国内発症例の解析ではデルタ株と比較して 入院率は低い(28.6% vs 53.4%) ものの、 ICU入院率(0.4% vs 0.6%)や酸素使用率(2.4% vs 2.0%)はデルタ株と同等 でした。
- 新型コロナの治療薬が一部使えない : 「ラゲブリオ®」に代表される 軽症者用の治療薬は小児には使用できません。
- マスク着用について: 2歳以下はマスク着用を勧めない。 2歳以上についても、周りに感染者などない状況ならば、 他者との身体的距離にかかわらず、マスク着用を一律には求めない。
- 学校行事・休校について:「 感染対策を工夫した上で、 できるだけ実施する方向で考えてもらいたい。 」
- 軽症者への対応について:「 子どもが元来健康で、現時点で全身状態として元気であるならば 必ずしも一律に検査を受けなくて良い 」
- ワクチン接種について:「重症化予防効果は期待できるが、有害事象への心配を拭いきれない当事者に 努力義務を課して接種させるだけの説得力はない 」
他、小児コロナ感染症のより詳細なデータは、【オミクロン株】子供の新型コロナ感染症の特徴について【症状・後遺症・ワクチン】にまとめましたので、あわせて参照してみてください。
オミクロン株への抗原キットやPCRでの診断精度の違いは?
結論から言うと「 オミクロン株は現在国内で使用されているSARS-CoV-2 PCR診断キットで検出可能 」です。最近ではオミクロンに特徴的な変異の有無をチェックできるPCRキットもできており、配列解析前にオミクロンらしいかどうかを知ることができるようになっています。(詳細はこちら)
また抗原定性検査キットについても、WHOが「診断精度は、オミクロン株による影響を受けない」可能性を示唆しています。(詳細はこちら)新型コロナウイルス抗原検査の具体的な精度に関しては新型コロナウイルス抗原検査の精度は?費用や判定時間も解説を参照してください。
オミクロン株に対するワクチンの効果は?
(3月31日までの大阪におけるワクチン接種者別の感染者数の推移)
- 海外のデータでは2回接種から 4~5か月たつと発症予防効果は10%に低下してしまう ものの、入院予防効果は 54% と長期間保たれる。
- ただし、日本の既感染者割合はワクチン未接種者は 10.0% に対して、ワクチン接種者は 4.0%と低下 しており、感染予防にも一定の効果はあると考えられる(2022年4月現在、詳細はこちら)
- さらに3回目接種をおこなうと、 発症予防効果はアメリカのデータで4か月目に66%と比較的高い水準で保たれる (5か月以上は症例が少ないため、今後の評価が待たれる)。入院予防効果も4か月目 78%に上昇 デルタの意味 する。
といえます。ただし、大阪のデータでのワクチン接種別の陽性者数の推移(上図)をみると、未接種と比較して、 2回目接種で約3分の1、3回目接種で約10分の1に低下 していますね。
このことから 「ワクチン接種・ブースター接種で、重症化や発症率は ある程度予防できる」 といえそうです。
各ワクチンの違いを含めて、さらに詳細なデータはブースター接種とは?新型コロナ3回目ワクチンの効果や副反応・接種間隔についてでも解説していますので、あわせて参考にしてください。
オミクロン株への再感染の可能性は?
答えは「 オミクロン株は他の株よりも再感染する可能性が高くなる 」です。
英国インペリアルカレッジロンドンの研究では、新型コロナウイルス感染歴のある人にとって、 デルタ株での再感染よりもオミクロンでの再感染のほうが5.4倍起こりやすい (ワクチン未接種の場合6.36倍、ワクチン接種後では5.デルタの意味 02倍)ことが示唆されています。
オミクロン株の治療薬の有効性は?
- ウイルスの侵入を防ぐ薬(中和抗体薬):カシリビマブ/イムデビマブ(ロナプリーブ®)、ソトロビマブ(ゼビュディ®)
- ウイルスの増殖を抑える薬: モルヌピラビル(ラゲブリオ®)、レムデシビル(ベクルリー®)、ニルマトレビル/リトナビル(パキロピッド®)
- 過剰な免疫反応や炎症を抑える薬: デキサメサゾン、バリシチニブ
このうちウイルスの増殖を抑えるラゲブリオ®、ベクルリー®、パキロピッド®や、過剰な免疫反応や炎症を抑えるデキサメサゾン、バリシチニブは オミクロン感染に対する治療にも効果が期待できます 。
しかしウイルス表面に結合し、ウイルスの侵入を阻止する抗体医薬は、その標的部位に変異があると結合しにくくなってしまいます。 カシリビマブ/イムデビマブ(ロナプリーブ®)はオミクロンを中和(結合)しにくく、効果が落ちるため治療には推奨されていません 。
一方、ソトロビマブ(ゼビュディ®)はオミクロン株に対する活性は他の株より低いながら保っており(詳細はこちら)、NIHのCOVID-19治療ガイドラインにもオミクロン株にも対応可能な治療薬として掲載されています。ただし、昨今後述する変異株の種類が多く、それぞれの治療薬の有効性を再評価する必要があり、イギリスではそれぞれの変異と治療薬の有効性を報告しています。(詳細はこちら)
変異株含めた新型コロナ感染症治療薬の詳細は新型コロナ感染症「軽症」の方の治療薬について【適応・効果・副反応】にも記載しましたので、そちらも参照してください。
オミクロンBA.2株(ステルスオミクロン)の特徴は?
2022年1月からイギリスやデンマークなど複数の国で置き換わっているのがオミクロン変異株といわれている「BA.2」と呼ばれているものです。
詳細な遺伝子検査をしないとオミクロン株と分類できないことから「ステルスオミクロン」と呼称され、WHOでも「 BA.2はBA.1は独立され(比較的優先的に)調査されるべき 」としています。
デルタクロンを含む他のオミクロン変異株について
実際に英国のレポートやアメリカCDCのデータなどよると、代表的なものに下記の6種類あることが言われています。
XD株はデルタ株とオミクロン株の組み換え体の1つ です。XDはオミクロンS遺伝子がデルタ遺伝子に組み込まれたものです。いくつかのヨーロッパ諸国で確認されています。
XE株はオミクロン株(BA.1株)とステルスオミクロン株(BA.2株)の組み換え体です。 S遺伝子を含む大部分の遺伝子はBA.2株で構成されています。まだイギリスでも0.7%しか伝搬されていません。(詳細はこちら)しかし3月30日のイギリスのデータでは XE株はBA.2株より12.6%高い成長性をもつ と考えられています。また、 直近3週間ではXE成長率は20.9%に達していますが、まだ重症化率などを含めて未知数です。日本では3月26日にアメリカから帰国した女性から初感染が確認されました。
2022年1月10日に南アフリカで発生して以来、欧米諸国を中心に確認されている変異株です。遺伝子的にBA.2に近い変異株と考えられています。 BA.4株の成長率はBA.2株の1.24倍と考えられており、ステルスオミクロンBA.2株よりも感染力が高い ことが示唆されています。重症化率の変化は不明です。(詳細はこちら)
こちらも南アフリカを中心に検出されている変異株の1つです。BA.2に近い変異株と考えられています。1月3日~4月25日までで、南アフリカ134例の他、ポルトガル57例・ドイツ52例・イギリス17例など、欧米中心に報告されています。 BA.5株も実行再生産数がBA.1株の1.40倍とBA.2株よりも高いのが特徴の1つ。 重症化率はまだ未知数です。(詳細はこちら)
またBA.4株・BA.5株については南アフリカからの査読前論文では「 (特にワクチン接種を受けていない場合) 従来のオミクロン株(BA.1株)に感染していてもBA.デルタの意味 4/BA.5株に再感染しやすい 」ことが示唆されました。そのため、 BA.4株やBA.5株により新しい「波」が引き起こされる可能性 が報告されています。
(BA.2株からBA.4株・BA.5株への置き換わるスピード)
⑤ BA.デルタの意味 2.12.1株
今、アメリカで3月から徐々に割合を増やし、4月30日時点で全体の 36.5% を占めているのが、「BA2.12.1株」と呼ばれる変異株です。ニューヨーク保険局によると、BA2.12.1株はBA.2株の23-27%感染率が高いとされます。4月末のWHOの発表では「 BA.2株と比較して、臨床的な特徴や重症度の違いを示唆する証拠はない 」としていますが、BA4株・BA5株同様、査読前論文では「 従来のオミクロン株で感染したことで得られる免疫から回避する可能性 」が示唆されています。(つまり再感染しやすいということですね)(詳細はこちら)今後さらなる解析がなされていくことでしょう。
このように次々とオミクロン変異株が報告されていますが、 幸い日本ではまだ主要株になっていません。 変異株についての情報も適宜アップデートしていきます。
オミクロン株についてのまとめ
オミクロン株は日本を含め世界で急増しています。しかし、オミクロンはこれまで通りの検査で見つけることができ、従来の薬で効くものも複数あるため、 症状が出たときに早めにクリニックに受診し検査することが大切です 。
デルタ航空、7月29日に羽田空港に新ラウンジ「デルタ スカイクラブ」をオープン
デルタ航空は、2022 年7月29日正午に、羽田空港第3旅客ターミナルに「デルタ スカイクラブ」をオープンします。羽田空港では、唯一の米国航空会社のラウンジとなり、米国以外の空港で唯一のスカイクラブとなります。新型コロナウイルスの影響により、運用開始時期を見合わせていましたが、今夏以降の制限緩和と海外旅行需要の回復を期待し、このほどオープンを決定しました。7月30日以降は、午前9時30分から午後4時30分まで毎日営業する予定です。(フライトスケジュールによって変更される可能性があります。)
羽田空港の「デルタ デルタの意味 スカイクラブ」の特徴は以下のとおりです。
• 延べ床面積867平方メートル
• ソファやデスクなど、お客様の時間の過ごし方に合わせて様々なタイプの椅子をご用意。電話会議ができる個人用ブースも設置。
• バーテンダーが季節のカクテルやワイン、日本酒を無料で提供するフルサービスのバーを設置。
• シェフがその場で麺類を調理するヌードルバーを設置。
• 新鮮な食材を充実した厨房機器で調理したお料理やデザートをビュッフェスタイルで提供。
• 和のテイストを取り入れたユニークなデザインやアートを導入。
• 高速Wi-Fiアクセスを提供。ほぼすべての座席に電源を設置。
• 5室のシャワールームを完備。
• 富士山も一望できる眺望。
デルタ航空では、お客様の旅行中により快適でプレミアムな時間を過ごしていただくため、デルタ スカイクラブの新設や改装を進めており、先月20日にロサンゼルス国際空港の第3ターミナルに約2,787平方メートル(30,000平方フィート)のデルタ スカイクラブをオープンし、6月にはニューヨーク-ラガーディア空港のターミナルCに、さらに広いスカイクラブをオープンする予定です。
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