月収50万も夢じゃない!? 株トレードのチャートの見方とは?
とめちゃん:前回の記事で、元手100万円を半年で120万円に殖やしていく目標が定まりました。次は何をしたらよいですか?
林先生:では、今回は株のチャートの見方を学びましょう。初めて見る方も多いので、まずは、ローソク足の話から。
とめちゃん:ヒゲ? ローソク足の見方とは 安値、終値? む、難しいです。
林先生:簡単にいうと、朝よりも株価が上がったら陽線、朝よりも株価が下がったら陰線になると覚えてください。ヒゲは安値や高値を現しています。下記のイラスト図を見ると、理解しやすいですよ。
とめちゃん:なるほど。1本のローソク足で、1日の株価の値動きがわかるのは、すごいですね。このローソク足にたくさんの情報が詰まってるのですね。
林先生:そうなんです。ローソク足1つとっても深くて、長い陽線が出たらとても買われた銘柄だとわかりますし、逆に長い陰線が現れると、1日かけて、売られ続けたのだと読み解けてきます。
とめちゃん:すごい!
林先生:毎日少しずつでもいいので、チャートを見るようにすると、だんだんわかってきますよ。次に移動平均線の話をしましょう。移動平均線もローソク足と同じくらい大切なもので、銘柄がどのような株価をたどってきたのかがわかります。
ローソク足とは|初心者にもわかりやすいチャートの見方と用語解説
ローソク足チャートは、日本で考えられたチャートで、形がろうそくの形に似ていることからつけられた名前です。
江戸時代に米相場を表すために活用されていたと言われています。ローソク足チャート以外にも、世界では様々なチャートが開発されていますが、ローソク足が一番わかりやすいとされ、今現在も世界中の多くの投資家が愛用して使っています。
ローソク足のメリットとデメリットとは
ローソク足のメリットは、始値と高値、安値、終値が一目でわかること、ローソクの形や色(白or黒、もしくは赤or青)、ヒゲの長さなどの組み合わせで売買のタイミングがわかることです。
ローソク足の関連用語・ネックラインとは
チャートの線の形を体に例えるヘッド&ショルダーと呼ばれるラインの、首の部分に当たるラインであることから、ネックラインと呼ばれるようになりました。
ローソク足の勉強に役立つおすすめの本
- ローソク足チャート究極の読み方・使い方 儲かる! 相場の教科書(2017年5月25日) 著者 伊藤 智洋
- 〈相場に勝つ〉ローソク足チャートの読み方(2002年7月18日) 著者 小沢 實
- ローソク足パターンの傾向分析 (現代の錬金術師シリーズ) (2010年9月10) 著者 伊本晃暉
初心者にもわかりやすいローソク足チャートの見方解説
ローソク足は慣れるまでは少し見て分析するのが大変です。しかし、慣れてしまえばとても便利なチャートになるので、この記事で少しでもいいのでチャートの見方に慣れましょう。
陽線と陰線の違い
陽線とは、株やFXなどで値動きをローソク足で表す時、始値と比較して終値が高かった場合に表示されるものです。
また、始値から終値の値上がりが小さく、陽線の表示幅が短かった時、これを小陽線と呼びます。
黒もしくは青い部分が長ければ長いほど、値段が下がったということになり、これを大陰線と言います。また、始値から終値の値上がりが小さく、陰線の表示幅が短かった時、これを小陰線と呼びます。
下ヒゲ、上ヒゲの違い
ヒゲとは、ローソク足から上下両方(もしくは片方)に出ている直線のことを言います。
上の方に出ているヒゲを「上ヒゲ」、下の方に出ているヒゲを「下ヒゲ」と言います。
時間軸と呼び方の違い
時間足を「分」で指定した場合は分足(ふんあし)と呼び、「時間」で指定した場合は時間足(じかんあし)、「日」で指定した場合は日足(ひあし)、「週」で指定した場合は週足(しゅうあし)、「年」で指定した場合は年足(ねんあし)と呼ばれます。
ローソク足の形状種類
ローソク足には、「買いサイン」のローソク足と、「売りサイン」のローソク足があります。
名 称 | 特 徴 |
陽の丸坊主 | 上下のヒゲがまったくない大陽線で、 買いの勢いが非常に強い状態を表しています。 このサインが現れたら積極的に買いを行いましょう。 |
寄り付き坊主 | 陽の丸坊主に上に短いヒゲがあります。 このサインが出た時は、その後、 底を付けて上昇する事が多いと言われています。 |
名 称 | 特 徴 |
陰の坊主 | 上下のヒゲがまったくない大陰線で、 売りの勢力が非常に強い状態を表しています。 このサインが発生する前に売却するようにしてください。 |
ローソク足の見方とは 寄り付き坊主 | 陰の丸坊主に短い下ヒゲがある形です。 このサインが出た時は、売りに入るようにしましょう。 |
トンカチ・ハンマー | 短い実態に長い上ヒゲがついている状態の陰線です。 この状態で上昇トレンドだったら、 今後下降トレンドに変換する可能性が高いと言われています。 |
トウバ | 始値と終値が同じ値で終わっており、 上ヒゲが長く下ヒゲがない形であらわされています。 このサインは、相場の流れが終わり、 今後、トレンド変換となるか安定し横ばいとなるか、 どちらかへ進むと考えられています。 |
ローソク足の組み合わせ
抱き線(包み線)
押さえ込み線
差し込み線
切り込み線
インサイドバー(はらみ線、星(三川明けの明星、三川宵の流れ星など)
はらみ線

星
行き違い線(振り分け線)
行き違い線とは、前日の大陰線の終値に対し、当日の始値が安値位置から始まり、前日大陰線の中心より上に頭を出して終値を付け、引いた大陽線のことを言います。
毛抜き天井(底)
空・窓(窓開け・窓埋め)
寄引同時線
ローソク足のシグナル・パターン一覧
赤三兵 | 酒田五法で、陽線のローソク足が3本連続し、 階段のような表示となっている状態のことを呼びます。 大きな上昇トレンドが始まるシグナルとされています。 |
上げ三法 | 上昇トレンドで、大陽線が出現したあと、 はらまれる形で小陰線や小陽線現れ、 次に高値寄りした大陽線が出現した状態のことを言います。 上げ三法は、上昇トレンドの一時的な休みのシグナルと言われています。 |
上値遊び | 大陽線で上昇した後にもみ合いが続き、 その後上放れした陽線が現れた状態のことを言います。 買いの勢いがつき、上昇トレンドが始まるシグナルと言われています。 |
三空叩き込み (三空踏み上げ) | 三空とは、ローソク足とローソク足の間に空間が開いた状態を、 3回階段のような形で繰り返すことを言います。 (空間が開いた状態は「窓」とも呼ばれます。) 下降トレンドが続いている時に三空が出現したら、 ローソク足の見方とは いったん底値打ちしたと考えられ、 これから上昇トレンドに転換する可能性が高いシグナルとなります。 このシグナルを、三空叩き込みと呼びます。 反対に三空踏み上げとは、 上昇トレンドが長く続いている状態の時に三空が出現し、 下降トレンドに転換するシグナルと言われています。 |
黒三兵 (三羽ガラス) | 陰線のローソク足が3本連続して並んだ状態を 「黒三兵(もしくは三羽ガラス)」と呼びます。 下降トレンドを示すシグナルと言われています。 |
三山 (三尊天井、逆三尊底) | 三山(さんざん)とは、 3つの山や3つ谷の形をしたチャートのことを言います。 3つ山の形をしたものを三尊天井(さんぞんてんじょう)と呼び、 大天井を打つときに出現すると言われ、 下降トレンドに転換するシグナルと呼ばれています。 3つ谷の形をしたものを逆三尊底(ぎゃくさんぞんぞこ)と呼び、 大底についたときに出現すると言われ、 上昇トレンドに転換するシグナルと呼ばれています。 |
ローソク足の簡単な覚え方
なので、まず始めは、売りのシグナルと買いのシグナルで、似たような形状のローソク足の組み合わせパターンを覚えていくことをおすすめします。
例えば形状が「階段タイプ」であれば、売りのシグナルは「黒三兵」と「空三踏み上げ」があります。反対に買いのシグナルは赤三兵と空三叩き込みがあげられます。
三角保ち合いチャートパターンの分析
三角保ち合いとは、三角形に収束していくチャートのことを指します。(収束後は、上下どちらかのトレンドになっていくことが多いとされています。)三角保ち合いには、いくつかパターンがありますので、ここでご紹介いたします。
〇上放れパターン
- 上昇三角形型:上昇トレンドが休息し保ち合いを経た後に、高値が少しずつ上昇し上放れするパターン
- 上昇ペナント型:大陽線が現れた後、高値が切り下がり、下値が切りあがっていき上放れするパターン
- 上昇フラッグ型:上昇トレンドの中で出現した大陽線の後に、上値・下値共に切り下がりが数回続くが、最終的に上放れするパターン
〇下放れパターン
- 下降三角形型:下降トレンドが休息し保ち合いを経た後に、下値が少しずつ下降し下放れするパターン
- 下型ペナント:大陰線が現れた後、高値が切り上がり下値が切りさがって、下放れするパターン
- 下降フラッグ型:下降トレンドの中で出現した大陰線の後に、上値・下値共に切り上がりが数回続くが、最終的に下放れするパターン
- 対称型トライアングル:下向きの上辺のラインと上向きの下辺のラインで作られている三角形を言います。保ち合いの中で数回上下に動き、上値を切り下げ下値を切り上げます。上辺と下辺が交わる直前に上辺または下辺を突き抜け、トレンドに発展するパターン
- コイル型:形は対称型トライアングルと同じだが、期間が「長期」だけという違い。そのため価格変動は穏やかです。上辺と下辺が交わる直前に上下どちらかに突き抜けトレンドに発展するパターン
- ボックス型:上値抵抗線と下値拮抗線の中でもみ合いをし、上下どちらかに突き抜け、トレンドに発展するパターン
ローソク足を用いたテクニカル分析
ローソク足だけではあてにならない?相性の良い分析方法・移動平均線
たしかに、1つの分析法だけで投資をやるのは少し不安な気がしますよね。そこで、ローソク足と相性の良い分析方法を組み合わせてみましょう。組み合わせることで、より相場の流れが判断しやすくなります。
移動平均線とは、一定期間(5日、25日等)の株価の終値の平均をグラフにしたものです。グランビルの法則には代表的な売買のシグナルが2つの売買シグナルがありますので覚えておきましょう。
まず1つ目は、ゴールデンクロスで買いを行うことです。
ゴールデンクロスとは、ローソク足が25日移動平均線を下から上に上抜いたタイミングのことを言います。しかし、注意して欲しいのは「移動平均線が上昇していたら、買いを行う」ことです。下降していたら様子を見ましょう。
2つ目はデッドクロスです。
デッドクロスは、ゴールデンクロスの反対で、ローソク足が25日移動平均線を上から下に下抜いたタイミングのことを言います。
ここで、注意が必要なのが「レンジ相場」には移動平均線の分析は使えないということです。エントリーのタイミングを見るのが難しいので、レンジ相場になっている時はエントリーを避けましょう。
ローソク足だけではあてにならない?相性の良い分析方法・一目均衡表
次に相性が良いとされているのが、一目均衡表です。
一目均衡表とは、一目山人(ペンネーム)という人が作った、時間に重きをおいて分析する方法です。一目均衡表は、転換線(過去9日間の高値と安値の中間値)と基準線(過去26日間の中間値)、雲(先行スパンの間に構成されるもの)と呼ばれる線を用いて分析を行います。 ローソク足の見方とは
※先行スパンとは、先行スパン1が(転換線+基準線)÷2を26日先にずらしたもので、先行スパン2が(過去52日間の高値+安値) ÷ 2 を26日先にずらしたものとなります。
ローソク足と水平線だけのトレード手法
ローソク足インジケーターの種類
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ローソク足の見方とは
- HT_Higher_Candle:上位時間足のロウソク足を表示
- HT_Key_Custom:下位時間足のロウソク足を表示
- Infoboard:ロウソク足が確定するまでの残り時間を表示
- Stoch Candle OverBought-Sold:ストキャスティクスの買われ過ぎ・売られ過ぎをローソク足の色で表示(緑→売られ過ぎ、赤→買われ過ぎ)
エクセルでローソク足と折れ線グラフの作り方
エクセルでローソク足と折れ線グラフを作る方法もあります。まずエクセルのA列に日付、B-E列に四本値を打ちます。(最大のデータは半年分とされています。)13週の線を作る場合、1週間=5営業日として13週なので、5×13=65と、65日分の平均を取ります。
よって、最終日のF列にAVERAGEで過去65日の平均を作ります。次はG列にG列に26週線を作るとしたら、5×26=130で、130日分の平均を出します。13週線と同じく、最終日のG列にAVERAGEで過去130日分の平均を作ります。
ローソク足の活用例
ローソク足を分析するとわかる転換パターンの例
最安値更新からの陽線は、最安値を更新したが終値では陽線となり、次の足も終値ベースで前の終値を上回っている時は、トレンドが転換となることが多いです。
ローソク足を分析するとわかる鉄板パターンの例
鉄板のパターンは、とても単純明快です。一例を挙げると移動平均線の下で推移していたローソク足の実態が移動平均線を突破したら、移動平均線が上昇することを確認してエントリーします。
そして、ローソク足が下降し移動平均線を突き抜けたら決済する、という例が挙げられます。初心者は鉄板を押さえてトレードすることが重要と言われています。
ローソク足とトレンドラインを活用した売買戦略例
チャートにトレンドラインを引いて売買戦略を練ることもできます。トレンドラインを活用した売買戦略は以下のとおりです。
〇上昇トレンド
押し目買い戦略:上昇トレンドが続き、一時下落したあと再上昇が始まる瞬間を狙う
高値追い戦略:上昇トレンドが加速した瞬間を狙い勢いに乗る
〇下降トレンド
戻り売り戦略:下降トレンドが続き、一時上昇したあと再下落が始まる瞬間を狙う。
安値割れを狙う戦略:下降トレンドが加速した瞬間を狙い勢いに乗る。
〇横ばいトレンド
高値売り、安値買い戦略:値幅上限に達して下落を始めたら売り、値幅下限から上昇を始めたら買いをする。
高値・安値ブレイク戦略:横ばいトレンドの値幅の上限を突き抜けたら高値追いの買いをし、下限を突き破ったら安値割れ狙いの売りを行う。
ローソク足で注目したい「N字」
ローソク足を分析する時に注目すべきは、大相場の前触れとも呼ばれているN字型株価上昇と呼ばれるものです。
具体例を挙げると、最近ではジグソー[3914]やアクセルマーク[3624]がN字型株価上昇となりました。
ローソク足チャートの活用法・押し目買いの場合
押し目とは、上昇トレンドの中で株価が一時的に下げ止まるポイントのことです。
ローソク足の味方や、トレンド別の名称、組み合わせ等をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ローソク足の基本を覚えると、様々な分析方法と組み合わせて相場を予測できることがわかりましたね。
ローソク足の見方・使い方|陽線・陰線と4つの価格、形状の特徴を解説
テクニカル指標・チャート分析
ローソク足はテクニカル分析のキホン
英語圏ではローソク足をそのまま直訳して、キャンドルチャートと呼ばれています。
FXにはさまざまなテクニカル分析がありますが、ローソク足チャートはテクニカル分析の基本です。
テクニカル分析では、今や世界で主流となるローソク足の見方をしっかりと身につけましょう。
ローソク足の見方は “4つのレート” がポイント
ローソク足の見方ですが、 ある一定期間の4つのレート(四本値)を、1本のローソク足 として表されます。
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ローソク足の見方とは
- 始値(はじめね):その期間内の「最初のレート」
- 終値(おわりね):その期間内の「最後のレート」
- 高値(たかね):その期間内の「もっとも高いレート」
- 安値(やすね):その期間内の「もっとも安いレート」
陽線の見方
陰線の見方
ローソク足が陽線・陰線になるメカニズム
米国が標準時間のとき (11月第1日曜日~3月第2日曜日) | 日本時間AM7:00〜翌AM7:00 |
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米国がサマータイムのとき (3月第2日曜日~11月第1日曜日) | 月曜日:日本時間AM7:00〜翌AM6:00 火〜金曜日:日本時間AM6:00〜翌AM6:00 |
ローソク足の種類を見てみよう
ローソク足には、ヒゲと実体の組み合わせごとに、陽線や陰線、十字線があり、これらは 足型 と呼ばれます。
全部の名前を覚える必要はありませんが、なぜ現在の相場がこのような足型になっているのか、感覚的に知ることが大切です。
陽線の種類
形状 | 名称 | 俗称 | 性質 |
---|---|---|---|
![]() | 大陽線 | 陽の丸坊主 | 始値が安値で、終値が高値の長い型。 先高の可能性大。 転換点になる場合も。 |
![]() | 陽の大引坊主 | 大陽線で下に短いヒゲがある型。 先高の可能性大。 連続下げ後は特に強気。 | |
![]() | 大陽線で上下に短いヒゲがある型。 先高の可能性大。 | ||
![]() | 陽の寄付坊主 | 上に短いヒゲが出た 、 長い陽線。 高値圏で出た場合は要注意。 | |
![]() | 中陽線 | 上下に短いヒゲがある中陽線。 保ち合い相場を示す。 | |
![]() | 小陽線 | コマ (陽の極線) | 上下に短いヒゲがあり、実体も短い型。 方向性がはっきりしない。 |
![]() | 下影陽線 | 上ヒゲと実体が短く、下ヒゲが長い型。 先高の可能性大。 | |
![]() | カラカサ (たくり線) | 長い下ヒゲがある、カラカサのような型。 下落トレンドで出ると、上昇を暗示。 | |
![]() | 上影陽線 | 上ヒゲが長く、下ヒゲと実体が短い型。 先安の可能性大。 | |
![]() | トンカチ ( 塔 トウ 婆 バ ) | 長い上ヒゲがある、トンカチの様な型。 底値圏で出ると、上昇を暗示。 |
陰線の種類
形状 | 名称 | 俗称 | 性質 |
---|---|---|---|
![]() | 大陰線 | 陰の丸坊主 | 始値が高値で、終値が安値の長い型。 先安の可能性大。高値圏での出現は信頼度が高い。 |
![]() | 陰の大引坊主 | 大陰線で 、 上に短いヒゲがある型。 先安の可能性大。 | |
![]() | 大陰線で上下に短いヒゲがある型。 先安の可能性大。 | ||
![]() | 陰の付坊主 | 下に短いヒゲが出た長い陰線。 安値圏で出た場合は、弱い買いサイン。 | |
![]() | 中陰線 | 上下に短いヒゲがある中陽線。 保ち合い相場を示す。 | |
![]() | 小陰線 | コマ (陰の極線) | 上下に短いヒゲがあり、実体も短い型。 方向性がはっきりしない。 |
![]() | 上影陰線 | 上ヒゲが長く、下ヒゲと実体が短い型。 高値圏で出現した場合は、下降を強く暗示。 | |
![]() | トンカチ ( 塔 トウ 婆 バ ) | 長い上ヒゲがある、トンカチの様な型。 高値圏で出ると、下降を暗示。 | |
![]() | 下影陰線 | 上下ヒゲが長く、上ヒゲと実体が短い型。 底値圏で出ると、先高の可能性大。 | |
![]() | カラカサ たくり線 | 長い下ヒゲがある、カラカサのような型。 底値圏で出ると上昇、高値圏では下落を暗示。 |
十字線の種類
形状 | 名称 | 性質 |
---|---|---|
![]() | 《基本形》 十字線 | 上ヒゲ、下ヒゲともに比較的短く、十字に見える線。 相場がどちらにも動かず、様子見のときに現れやすい。 また、その後相場の流れが変わる可能性がある。 |
![]() | 足長同時線 (足長クロス) (寄せ線) | 上ヒゲ・下ヒゲともに長く、売りと買いが等しい状態。 どちらか傾いたほうに大きく動く可能性大。 酒田五法では天底の暗示とされ、安値圏の出現は買いサイン、 高値圏の出現は売りサインを暗示。 |
![]() | トンボ | 下ヒゲが長く、上ヒゲはないか短い同時線。 高値圏の出現は売り、安値圏の出現は買いと転換のサインを暗示。 |
![]() | 塔 トウ 婆 バ | 上ヒゲが長く、下ヒゲは無いか短い同時線。 高値圏の出現は売り、安値圏での出現は買いと転換のサインを暗示。 |
![]() | 一本線 (4値同時足) | 4値(始値・高値・安値・終値)が全て同じ状態。 勢いがなく、停滞している相場。 |
ローソク足の複数線分析
形状 | 名称 | 性質 |
---|---|---|
![]() | 包み線 (ローソク足の見方とは 抱き線) | 前の陰陽線とは逆の線が出現して、大陽線または大陰線で前日値幅を完全に包み込んだ形状。 下落基調後、大陽線で包み込んだら買い転換を暗示し、上昇基調後、大陰線で包み込んだら売り転換を暗示。 安値圏での出現は、酒田五法でいう「抱きの一本立ち」で買い、高値圏での出現は「最後の抱き線」で売りを暗示。 |
![]() | はらみ線 | 前の実体の中心付近に、前の実体に収まる(はらんだ)値幅の足となった状態。 包み線と逆で、売りと買いが拮抗していることを示す。 基本は実体内に収まるが、はらんだ線のヒゲが前足の実体を多少超えても、前足のヒゲ内に収まればよいとも判断される。 2本に陰陽の区別はなく、包み線と同じく、高値圏での出現は売り、安値圏での出現は買いと判断されることが多い。 はらんだ線が十字線の「はらみ寄せ線」は強い転換暗示と判断される。 高値圏で大陽線のはらみ寄せ線は「天井」、安値圏で大陰線のはらみ寄せ線は「底」と中長期で重要な転換となることも。 |
![]() | かぶせ線 (被せ線) | 大陽線が出現後、大陽線の終値(または高値)よりも高く始まったが、終値が大陽線の実体の中に入り込んで引けた大陰線。 大陽線の中心以下での陰線は下落転換を暗示。高値圏で出現したら「一点売りの急所」。 |
![]() | 切り込み線 (切り返し線) | 大陰線が出現後、売り方の優勢で下げたものの、下げ渋って反転した大陽線の終値が、前の足の大陰線の中心より上で終わっている形状。 かぶせ線の逆パターン。 前の足までの動きから反転しての急上昇は相場の変化を暗示し、安値圏で出現したら買いを暗示。 |
![]() | あて首線 | 陰線が出現後、下放れて始まり、その後は上昇を見せて陽線で終わるものの、終値は前の安値以下で止まった形状。 買い方の反撃は力不足と判断される。 高値圏での保ち合いや下げ相場の初期で出現したときは下げの可能性が高い。戻り売りの急所。 |
![]() | 入り首線 | あて首線がさらに伸びて前日の陰線の値幅内まで食い込んだが、前の陰線の実体の中心値より下で終わっている形状。 強い反撃開始だとはまだ言えない状態。 下げ相場初期や中盤に出現したときは、戻り売り・追撃売りの急所。 |
![]() | 差し込み線 | 入り首線の陽線が長くなった形で、それでも前の陰線の中心値以下で終わっている形状。 「買い方の反撃もここまで」を意味するケースが多く、下げ相場で出現すれば、戻り売り・追撃売りの急所となることが多い。 |
![]() | たすき線 | 陰線が出現後に高く始まり終値が前足の高値以上となるか、陽線後に安く始まり終値が前足の安値以下となる場合の形状。 決定的な転換パターンではないが、目先は逆向かい方針で対処するとうまくいくケースが多い。 |
![]() | 出会い線 | 前の足から直近始値が上放れ(下放れ)て始まったものの、終値が前の終値と同じになった形状。 前の勢い以上で始まったが反対勢力の逆襲に合ったと判断され、相場の方向性にヒビが入りつつあると観測されることが多い。 左のパターンが売り転換、右のパターンが買い転換を暗示。 |
![]() | 行き違い線 (振り分け線) | 終値が出合っている出合い線に対し、行き違い線は始値が同じで終値がまったく行き違いになっている形状。 上げ相場の中での前日陰線・当日陽線の行き違い線出現は、目先振るい落とし完了での一段高と判断される。 下げ相場の中での前日陽線・当日陰線のき違い線出現は戻り一巡での一段安と判断される。 |
![]() | 毛抜き天井 | 前日高値と当日高値が同じ水準で「毛抜き」に形が似ていることから「毛抜き天井」と呼ばれている。 他にもいろいろな組み合わせがあるが、いずれも高値行き詰まりで目先天井打ちの可能性を示唆すると判断される。 |
![]() | 毛抜き底 | 毛抜き天井とは逆で、前日安値と当日安値が同じ水準。 前の足が大陰線、直近足の安値がその前の安値と並び、新安値を切れずに底堅さが見られる場面で急反発するケースが多い。 長期下落の後の大底パターンとして出現する。 |
2本を1本にしたときの値動きに注目!
包み線の単線分析①
包み線の単線分析②
切り込み線の単線分析
かぶせ線の単線分析
ローソク足の期間について
先ほどもお話しましたが、ローソク足は、ある一定の期間を表します。
例えば、「30分足であれば、その30分の間の値動きが表される。」という仕組みです。
日足であれば、ローソク足1本は1日を表す 、ということになります。
FXでは、このローソク足の期間を 1分足、5分足、10分足、30分足、60分足、4時間足、8時間足、日足、月足 などと変更して、チャート分析を行います。
FXは個人によって売買のタイミングが異なるため、実はチャート分析は、プロのやり方をすれば必ず上手くいく、というものではありません。
最初のうちは、ローソク足の期間を何度も変えてみて、自分にはどのような見方が合っているのか、追求してみてください。
そうして繰り返しチャートを眺めていると、自分に合ったローソク足の期間がきっとみつかるはずです!
【画像付き】ローソク足の見方を各パターンごとに詳しく解説!
本間宗久は士分の株(武士の資格を金で買う事)を買い、幕臣(幕府の家来)となります。封建制度の厳しい武家社会で相場に手を出すことが許されたでしょうか?ちなみに鬼平犯科帳で有名な、長谷川平蔵は火付盗賊改方(放火や強盗、賭博を取締る役職)の長官でしたが、取締りのための予算不足を補うために、米相場に手を出して火付盗賊改方の長官を解任されたという話があります。この事からわかるように 武士が相場に手を出すのは破廉恥なもの とされていたのです。
武士の身分を金で買い、相模守(称号)にまでなった人が 相場一筋に生きた相場師と言えるのか? という疑問です。何のために武士になったのかは分かりませんが、少なくとも相場一筋の人生とは言えません。
本間宗久の伝説の著書 「本間宗久遺訓」 (要するに宗久のトレード攻略本)とされるものには、米の作柄や季節の気候変動についての記述はありますが、相場の取引方法についての記述がないのです。
1-3. ローソク足は実体とヒゲで構成されている
1-4. ローソク足を構成する5つの情報とは?
・期間中の始値
・期間中の終値
・期間中の高値
・期間中の安値
ローソク足を構成する5つの情報とは、 上下の状態/始値/終値/高値/安値の5つ となります。
1-5. ローソク足を見るだけで、期間中の値動きが分かる
2. ローソク足の25種類のパターンを紹介!
25種類もあるのかよ!! 無理!! とページを閉じたくなったあなた、安心してください。一度に覚える必要はありません。私も経験を積んで少しずつ覚えていきました。
2-1. 大陽線
・陽の丸坊主
・大引け坊主
・寄り付き坊主
陽の丸坊主
陽の大引け坊主
1 始値からいったん上昇
2 下落し、始値を割る
3 再度上昇し、期間中の最高値で終値を付ける
陽の寄り付き坊主
2-2. 大陰線
・陰の丸坊主
・陰の大引け坊主
・陰の寄り付き坊主
陰の丸坊主
陰の大引け坊主
陰の寄り付き坊主
2-3. 小陽線/小陰線
2-4. 小陽線のコマ足/小陰線のコマ足
2-5. 上影陽線/上影陰線
ローソク足の見方とは
2-6. 下影陽線/下影陰線
下影陽線は、下ヒゲが長い陽線です。下影陽線の長い下ヒゲは、 一時的に下落したものの、買い方の勢いが強かった事 を表します。市場参加者は、長い下ヒゲを見ると「ヒゲがある価格帯では買いの勢いが強いのでは」と考えます。
1 実体よりも下ヒゲの長さが3倍の長さ
2 上ヒゲがない
2-7. 他にもこんなローソク足がある!まとめてチェック
・十字線(迷い線とも言う)
・一本線(寄引同時線とも言う)
・足長同時線
・トウバ
・トンボ
十字線(迷い線)
一本線(寄引同時線)
足長同時線
つまり、 このローソク足は次の足が上に行く場合は上に行き、下に行く時は下にいく と考えています。
トウバとは、始値と終値に加えて安値も同じ価格だった時に出現します。トウバの上ヒゲは買いに対する抵抗が強い事を表すため、 ローソク足の見方とは 高値圏で出現した場合、下降トレンドに転換する 可能性があります。
トウバとは「塔婆」が由来です。お寺で法要の際に「塔婆(トウバ)は立てますか?」と住職に聞かれるアレです。故人の冥福を祈り供養の意味で立てます。ようするに 「上昇相場よ!!今までありがとう!!成仏してくれよ!!」 という意味なのです。
上十字/下十字
上十字とトンボとほぼ同じ意味の足で、 トンボに短い上ヒゲがつけば「上十字」 と言います。一方、「下十字」はトウバとほぼ同じ意味の足で、 トウバに短い下ヒゲがつけば「下十字」 と言います。
・上十字線は安値圏で出現すれば買いのサイン
・下十字線は高値圏で出現すれば売りのサイン
3. ローソク足が読める2つのメリットとは?
3-1. 過去の値動きの流れがひと目で分かる
3-2. 今後の値動きを予測できる
ローソク足を見方が分かれば、今後の値動きを予測する際にも役に立ちます。例えば、下降トレンドが続いていても、陽のカラカサが出現すれば、 トレンドの反転を予測できる可能性 があります。陽のカラカサは下ヒゲが長いため、売りに対する抵抗が強い時に出現するからです。
そのため、仮に売りポジションを持っていても、陽のカラカサが出現すれば 「上昇に転換する可能性があるので、念のたねめ、利益を確定しておこう」 と考えることができます。。
逆にローソク足の見方が分からなければ 「なんで急に下降トレンドが終わったんだろう」 という心情になるので、上昇トレンドへの転換を見抜けません。
4. ローソク足を利用したトレードの実例を紹介!
・上昇トレンドの継続
・トレンド中の反転
・レンジ相場でのトレード
4-1. ローソク足の最安値を下回らない限り、上昇トレンドは継続
4-2. 上昇トレンド中に高値圏で上ヒゲが長い足が出たら転換
4-3. レンジ相場の高値と安値でのトレード
レジスタンスラインで何度も上ヒゲが長いローソク足が出現する理由は、 「またレジスタンスライン付近で再度下がるだろう」 と考えているトレーダーが多いからです。一方で、サポートラインの場合も 「さきほどと同じ様にサポートライン付近まで下落した後に、また上昇に転じるだろう」 と考えているトレーダーが多いからです。
ローソク足の分析方法!ローソク足1本で次の相場展開が予測できる?
テクニカル分析
「FX教習所」のお時間がやってまいりました。
7時限目の今回はFXトレードに不可欠の ローソク足の見方とは 「ローソク足の分析方法」 をテーマにお送りします!
- 今後価格が上がる・下がる・横ばい、どの方向にいきやすいか
- チャートの反発ポイント
- 値動きの勢い
ローソク足の見方!各部分は何を表している?
具体的には、ローソク足1本分から以下の 4つの基本情報 を読み取ることができるんです(・∀・)
- 始値:(ある一定期間の) ローソク足の見方とは 始まりの価格
- 終値:(ある一定期間の) 終わりの価格
- 高値:(ある一定期間の) 1番高い価格
- 安値:(ある一定期間の) 1番低い価格
各部分には名前がついており、上下に伸びている細い部分(始値or終値と高値or安値の間)を ヒゲ と呼び、四角形になっているところ(始値と終値の間)を 実体 と呼びます。
終値が始値よりも高かった場合は 陽線 、終値が始値より低かった場合を 陰線 と呼んでいます!
期間設定によって、様々なローソク足の見方ができる!
期間は 「時間」 + 「足」 で表されていて、「1分足」であれば、1分間の始値・終値・高値・安値を表しているというイメージです(・∀・)
・日足で 陽線 が数本続くと、1時間足ではジグザグと右肩上がりの 上昇トレンド を形成したり
・日足で 陰線 が数本続くと、1時間足ではじわじわと右肩下がりの 下降トレンド を形成したり
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