初心者入門

FXのリスクとその対処法とは

FXのリスクとその対処法とは
外国為替市場には値幅制限がなく、特別な通貨管理が行なわれていない日本円を含む主要国通貨の場合、通常高い流動性を示しています。しかし、主要国の祝日 や、ニューヨーククローズの間際、週初めのオープン間際における取引、あるいは、普段から流動性の低い通貨での取引は、マーケットの状況によっては、通常 よりも不利なレートを提示せざるを得ない可能性やレートの提示が困難になる可能性もあります。これらの場合、お客様が保有する建玉を決済することや、新た に建玉を保有することが困難となる可能性があります。また、天変地異、戦争、政変、為替管理政策の変更および同盟罷業により、取引が困難または不可能とな る可能性もあります。また、原則、相場の急変動等によりレートの提示ができない場合、当社は成行注文およびストリーミング注文を受付けることが出来ません。

【第6回】FX(外国為替証拠金取引)の賢い利用法

そんな資金効率のあまりの良さから、FXではついつい取引額を大きく膨らませてしまう(気づかないうちに、身の丈以上の大きなリスクを取ってしまう)傾向にあります。
たとえば、証拠金5万円に対して1万米ドル分(100万円分)の取引をしていれば、それはレバレッジ20倍(100万円÷5万円)となります。このレバレッジが大きいほど資金効率は良くなりますが、大きなリスクを取っているわけですね。
そんな状況で(レバレッジを高くし過ぎている状況で)、急激な円高に巻き込まれ、アッという間に強制決済されてしまう……。それがFXで失敗する典型例なのです。
そこで提案したいのが、「レバレッジ1倍」法です。
この方法では、差し入れた証拠金額と同額までしか取引をしません。なので、証拠金ベースで捉えていても、それが取引額でもあるので、まったく問題ないわけですね。実際の証拠金額分しか取引していないので、過度なリスクは負っていないわけです。

FXの「いいとこどり」

「資金効率の良さ」以外のFXのメリットの一つが、「手数料の安さ」です。
たとえば大手銀行の外貨預金だと、為替手数料は1米ドルあたり1円程度。それがFXだと、スプレッド(買値と売値との差、為替手数料に該当する)は1銭以下(0.01円以下)が主流となっています。桁違いに安いのです。
また、他の外貨建て商品に比べ、その金利水準(FXではスワップポイント)は高めとなっています。なので、金利目的での長期保有を考えているのであれば、これは非常に大きなメリットなのです。
さらには、24時間取引できるなど(土日祝除く)、利便性が高いことも大きなメリットでしょう。
しかもFXでは、実に様々な注文方法(※)が可能となっており、最近では、多くの自動売買ツールもあります。
※詳細は省きますが、株式取引でも定番の「成り行き」・「指し値」・「逆指し値」以外にも、「IFD注文」「OCO注文」「トレール注文」など

この「レバレッジ1倍」法は、FXのリスクを避けつつ、FXの「いいとこどり」ができる、賢い活用法とも言えるでしょう。
FXは危ない……と思っている人は少なくありませんが、そんな人にこそ、ぜひとも紹介したい方法です。
また、外貨預金や外貨建て個人年金保険など、外貨取引に関心がある人なら選択肢の一つとして、一考の余地は十分にありますね。

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藤原 久敏(ふじわら ひさとし) 藤原FP事務所代表
ファイナンシャル・プランナー(CFP®・1級FP技能士)
大阪市立大学卒業後、尼崎信用金庫を経て独立。
資格の学校TAC FP講座講師。

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